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Urban Carnivores - Youtubeでみる都市の肉食獣

12 28, 2010 | Articles

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この間こんな本を読みました。

Urban Carnivores: Ecology, Conflict, and Conservation

内容は都市を生活環境にしている食肉目の動物についてこれまでの研究をまとめたもの。食性や行動圏の広さなど、読み物として面白いものではありませんが、有名なもの以外にもかなり多くの種が都市に住んでいることがわかっただけでも買う価値はあったなあと個人的には思います。
都市に住んでいれば人目に触れることが多く、当然動画におさめられることも。
最近、素人が撮った野生動物の動画を探すのがマイブームなので(臨場感あって良くないですか?)ここでちょっと紹介したいと思います。

ムナジロテン Martes foina
東~中央ヨーロッパの都市に1940年代から進出。
屋根裏に住みつくほか、この動画にあるように車に入り込んで配線などをかじってしまうのが問題になっているようです。


ピューマ Puma concolor
行動圏が都市内で完結するわけではないものの、その一部に人為的環境を含むことが珍しくないようです。
アメリカでは一旦はロッキー山脈以西に生息域が狭められながら、狩猟の規制によって東方に生息域を回復しつつあります。
動画はお母さんと子どもの会話がいい感じです。


ボブキャット Lynx rufus
最大体重10kg程度の中型のヤマネコ。主にロサンゼルス周辺の都市の個体群が研究されているようです。
人やペットに危害を加えることはほとんどなく、都市内部に残された比較的自然植生が残っているエリアに依存しながらひっそりと生息しています。


アカギツネ Vulpes vulpes
最も広い分布域をもつ哺乳類であり、都市進出の歴史もイギリスでは1930年代と古い。
都市では餌付けやゴミ捨て場での人為的な餌への依存度が高い。
狂犬病やエキノコックスのベクターとして潜在的な危険はあるものの、住民の見方はおおむね好意的。


コヨーテ Canis latrans
体重10-20kg、オオカミよりは小さいが家畜を襲う害獣としてオオカミ同様19世紀以降駆除され続けた。
にもかかわらず生息域は拡大を続け、もともと西部の動物だったがいまやNYのセントラルパークにすら生息。
ネコや小型犬を襲い、稀ながら人の死亡事故のケースもあるので一般的な印象はよくないようです。


ハイイロギツネ Urocyon cineroargenteus
アカギツネより小さく、系統的にはタヌキとアカギツネ以上に遠い関係。以前の記事(これこれ)で紹介したシマハイイロギツネはこの種が数千年前にチャネル諸島に渡ったものとわかっています。
ニューメキシコやカリフォルニアでは都市にも住んでいるが研究はあまり進んでいないようです。地域によっては天敵になりうるボブキャットやコヨーテを避けて行動しているとのこと。
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